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辞職坂36 ソンナコトナンダ 解説

 

 
ソンナコトナンダ

 

朝のベルが鳴り響いて
心の臓物を膨らませた

まるで俺が爆ぜる時の
案内みたいに

やりすぎた残業
労基法違反だ
誰かに言われて
どうして落ち込んでるのかな

ソンナコトナンダ 俺もそう思ってる
こんな職なんて 辞めさせてもらうよ
ソンナコトナンダ 嗚咽が漏れるほど
この世で一番 俺は悲しいよ
ちゃんと鏡で自分みてごらん
頬がこけってるじゃないか
過労死の線引きだって向こうにいるよ

殺気までも帯てく影
今日死に行けば光は差す?

一秒前に変わっていった
死んじゃうぜ、日付

分かってはいたけど 辞め時っぽいよね
ママにも言われた
そのうちからだをこわすでしょ

キナンテスルナ 俺の代わりはいる
全部イヤなの 違反しているのに
キニナンテスルナ いつだって辞めたい
体が一番 大事と気づいた

世話になってた人はいるけど
俺はこの仕事嫌だ!
コンプライアンスの違反に 目が逸らせない

コンナイヤナンダ いつからかかハマってた
こんな職なんて ガッカリしかしない

ソンナコトナンダ 俺もそう思ってる
こんな職なんて 辞めさせてもらうよ
ソンナコトナンダ 嗚咽が漏れるほど
この世で一番 俺は悲しいよ
ちゃんと鏡で自分みてごらん
頬がこけってるじゃないか
過労死の線引きだって向こうにいるよ

誰にでもできるような仕事だろ そんなに特別ではないよ
そう他にできるから 俺はもう辞めるんだ

誰にでもできるような仕事だろ そんなに特別ではないよ
君だから いや、俺は 俺はもう辞めるんだ

 

 

はい、ということで辞職坂36でソンナコトナンダ

 

ハイパークソ労働からは開放されたとして。

今の職場は確かに労働環境は昔に比べればよくはなっているのだが。

労働に対して疑心暗鬼になってしまった僕は全然まだこじらせているのでした。

 

昔よくやってた替え歌シリーズ。

当時はデレステ楽曲でよくやってましたね。

Twitterの波に消えていったので、根気よく探れば出て来るけど。

今は余暇時間も増えたので形にできるな、してみようか。

ということでこんな形に。

 

悲惨な労働替え歌シリーズはほぼ実話ベースなので、何を元にこの歌詞になったのかも、解説してみようという話でございます。

 

根本としては、

とてつもない労働環境、まやかしのやりがいを感じず早く辞めるんだ!

という思いがのっております。

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朝のベルが鳴り響いて
心の臓物を膨らませた

まるで俺が爆ぜる時の
案内みたいに

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最初からちょっと難しかったのだ。

長時間労働により十分な睡眠時間が確保できず、精神的にも不安定になり、

目覚まし時計の音を聞いて朝から動悸がする様を表しています。

色々と爆発することを心臓が教えてくれているよ、ということですね。

 

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やりすぎた残業
労基法違反だ
誰かに言われてどうして落ち込んでるのかな

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月に100時間を超えるのがデフォだし、月の休み4回ありゃええ、という労働環境。

学生時代の友人らに、労基署いったら勝てるでしょ、みたいなことをよく言われる。

もちろんそんな状況であることは自分でも認知しているのだが、労働に心を縛られているので、アクションを起こすことができない。

アクションを起こせていないので「分かっているよ!」と強く言うこともできない。

とてつもなく悲しい無限地獄だ。

自分で思い出してちょっと辛くなるぐらい刺さる3行。

自分でやっておいてな。

 

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ソンナコトナンダ 俺もそう思ってる
こんな職なんて 辞めさせてもらうよ
ソンナコトナンダ 嗚咽が漏れるほど
この世で一番 俺は悲しいよ

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とにかく辞めなきゃダメだと。

そういうことなんだと、俺も分かっているよ、辞めるよ。

でもなかなか実行に移せない。

それは自分自身が一番悲しい事だと、それは分かっているんだよ。

という葛藤。

 

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ちゃんと鏡で自分みてごらん
頬がこけってるじゃないか
過労死の線引きだって向こうにいるよ

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ここは語呂で合わせにいったので、僕自身の体験としては

「目が落ちくぼんでいる」でした。

「目の下が二重になっている」って一番つらかった時に言うてた。

過労死ラインを超えて働いていますよ、という話ですね後半は。

「過労死ラインの向こう側」とかもよく言うてた。

 

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殺気までも帯てく影
今日死に行けば光は差す?

一秒前に変わっていった
死んじゃうぜ、日付

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ここも少し苦労した。

100%考えたことはないけど、冗談ぽく

「死がすべてを解決しすぎる!」とか言うてたね、という話。

後半はただただ日付を跨いでも仕事をしていたよね、という話。

 

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分かってはいたけど 辞め時っぽいよね
ママにも言われた
そのうちからだをこわすでしょ

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そのまんま。

まったくそのまんまのこと。

 

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キナンテスルナ 俺の代わりはいる
全部イヤなの 違反しているのに
キニナンテスルナ いつだって辞めたい
体が一番 大事と気づいた

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自分がいないと仕事に支障が・・

ってのは全部まやかしで、仮に支障が出てもそれが生涯続くわけでもない。

そもそも違法な労働時間で働いて成立していることは、成立していないんだから。

体が一番、いつでも辞めましょうね。

 

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世話になってた人はいるけど
俺はこの仕事嫌だ!
コンプライアンスの違反に 目が逸らせない

--

学校のいじめを苦に自殺をする国ニッポン。

労働者になっても構図は変わっていない。

結局は人間として社会集団の中で生きている限りは、少なくとも何かの小集団で生活する必要が出て来る。

その小集団が世界のすべてと勘違いをした時に、己の存在をリセットしてしまう悲しい事が起きてしまうんですね。

世話になった人もいるけど、あくまでその小集団の中での話なんだ。固執しないで。

やっぱコンプラ違反しながら働くのは無理よ、無理無理。

 

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コンナイヤナンダ いつからかかハマってた
こんな職なんて ガッカリしかしない

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気に食わなかったら3日で辞めたるわ!ガハハ!

と、入社当時語っていた私も結局6年半在籍しちゃったわけですね。

いつの間にか抜け出せなくなっちゃってて。

ガッカリというか、よかったと思ったことなんてなかったのにね。

 

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ソンナコトナンダ 俺もそう思ってる
こんな職なんて 辞めさせてもらうよ
ソンナコトナンダ 嗚咽が漏れるほど
この世で一番 俺は悲しいよ
ちゃんと鏡で自分みてごらん
頬がこけってるじゃないか
過労死の線引きだって向こうにいるよ

--

元と同じように繰り返しています。

周囲から心配されるほどの労働環境。

辞めたいし、辞めた方がいいって言われるけど

中々実行に移すのが難しい。

でも、着実に体は蝕まれている。

そんなメッセージが。

 

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誰にでもできるような仕事だろ そんなに特別ではないよ
そう他にできるから 俺はもう辞めるんだ

誰にでもできるような仕事だろ そんなに特別ではないよ
君だから いや、俺は 俺はもう辞めるんだ

--

 

さきほど小集団の話をしましたが、主張としては同様の事です。

もし本当に自分でないとできない仕事があったら、もうフリーランスでやった方がいいよね。

君がいなきゃ、君でなければ、という言葉に惑わされるな!

というメッセージは一番最後の行に。

 

 

とまあ、こんな感じです。

 

これを職務中にメモ帳開きながら、少し間が空いた時にチャっと書いたりしてたのがわたしだ。

 

以上です。