吉秋レターのはてなのブログ

サルレター吉秋のブログ

短めに・詩的に

電車内

知ってる人は

誰もいない

まさに まさに それは

何の意思疎通もない冷たい空間

その空間内に

もたらされた光

つまるところ

僕に意思疎通をしてくる者

20代前半の比較的 大男

彼は言い放った

「このでんしゃ、どこいくん?これでんしゃ?いちご?おとうさん!」

並べられていく意味不明な単語の数々

僕は悟った

彼はわれわれにないものを持った人間なのだと

そのあくる日も あくる日も

その光は 確実に 僕の前に もたらされる

その偶然さは もはや

偶然でないように思える

やはり この出会いは

僕と何か通じるものがあるのでは

って

何か書かしとんじゃい ナスビ!