模試の帰りに日本橋
{ お前、この辺なら普通の本置いてるでオンスから、オレはあっち行くでオンス。 )
・・・・・・・
【タラ~ン様。 このよどんだ空気・・・・一体どこなんですかここは」
「日本橋というところだ。模試の会場から1駅分あるくだけで来られるというからサルレターと来た。」
【模試の会場には迷うのに、ここまで随分トントンと来たことで。」
「目印がインド料理屋しか無かったんだよ。うるさいな」
【とにかくこの店から出ましょうよ。」
「そうだな、ここに私のアテは無い」
【アテって何ですか」
「ワーム(爬虫類)のカード」
【頭痛がしてきました」
・・・・・・・・
【ねぇ、サルレターのくちぶりからして、彼は彼でアテが違うのですか。」
「さぁな。 私が知る必要は無い。」
【やっぱり隠したがるものなんでしょうかね」
「さぁな。 それはわからん。ただ、人のニ○ニ●動画の履歴を見て妙な因縁をつけてくるのよりはマシだ。」
【いやみな人。」
・・・・・・・・・
【ねぇ。さっきからすれ違う人がみんな同じに見えるのですが。」
「気のせいだ」
【しかもものっそい臭うんですけど・・・・。」
「太っているからかな?」
【さっさとワームを手に入れて帰りましょうよ。」
「待て待て。私は日本橋に来たのだ。周りの連中のことなどどうでもよかろうに」
【タラ~ン様 あの者の近くで臭い かぎましたか!?」
「かいでないわ。」
【是非1度だけでも。考えが変わる筈です。 さあさあ」
「うるさいなあ。 一回だけだぞ、どれどれ うわ クサッ」
・・・・・・・
【で? ワームは手に入ったのですか」
「待たせたな。これで私の用は済んだ。」
【ではサルレターをまちましょう」
「そこのベンチに座るか。」
【えぇ。 ああ疲れた。」
『すみません、隣 いいですか」
「あ、どうぞ (太ってるなあ」
ドカッ
「あっ どこいくんだよ 姫!!」
・・・・・・・・
{待たせたでオンス。 じゃあ帰るでオンス。ここからだと地下鉄から乗換えるでオンス。」
「今日は模試の帰りやったけど、今度はもっと時間あるときに来たいな。」
{・・・・・でも オレ今 金欠でオンスから・・・・ ここまで来るまでに1000オンスくらい使うでオンス。」
【少し慣れない場所でしたけど、たまにはいいかもしれませんね ほふほふ」
「姫 何食ってるんだよ。」
【あ、さっきそこでカンカンの おでん売ってましたよ。珍しいですね」
「なんだよ、私にも少しくれよ」
【タラ~ン様にはもうお夕飯は用意しているでオンス。」
「テメェ、またコーンじゃねぇか、これ ただのイヤがらせだろ もういいわ」
ポイッ グチャァ
【どこに行くんですか。」
「インド料理屋行くわ。」