小学生が不満を持ちそうなパワプロのOB選手その1「川藤」
目指せポケモンマスター~ゲームコーナー地下突入準備編~
サトシ「で、次どこ?」
ピカチュウ「流れから行くとセキチクシティやな。サイクリングロード下るとすぐだ。」
サトシ「何の流れやねん・・・まあ、行くけど。」
サイクリングロード前、道路。
サトシ「うわ、何この塊!」
カビゴン「ムー、ムー。」
ピカチュウ「あ、忘れてた。コイツの所為で通れないわ。」
サトシ「え、じゃあどうするの?俺、モンスターボール持ってないぞ。」
ピカチュウ「どの道、起きてもらわないとダメだぞ。」
サトシ「じゃあ、ねむけざまし?」
ピカチュウ「小学生か、貴様は。ポケモンの笛というのがあってだな・・。」
サトシ「えーもういいやん。どうにかして乗り越えよう。」
ピカチュウ「システム上不可能じゃ、ええから早くシルフスコープ取りに行くぞ。」
サトシ「・・・え?ポケモンの笛じゃないの?」
ピカチュウ「ええから、黙ってついて来い。手順があるんじゃ、手順がよ!」
サトシ「大人の事情というわけか。」
ピカチュウ「ちゃうわ、ボケ!サイクリングロード通過しなあかんやろう・・。」
サトシ「でも、俺自転車持ってないぞ。」
ピカチュウ「は?・・・あ、ホンマや。お前クチバシティでとり忘れたな、バカめ。」
サトシ「だって、お前そんなこと一言も発せへんかったやん。ホンマ無いわ。」
ピカチュウ「すぐ人に頼るな、三下が。まあサイクリングロードを無理に通る必要もないがな。」
サトシ「じゃあ、ドリルクレープも不必要か。じゃあ、お前の知ってる道で行こう。」
ピカチュウ「どの道シルフスコープはいるぞ、豚。」
サトシ「一々罵るなよ。結局避けられないのかよ。」
ピカチュウ「先ず、罵られないような発言をしろ。ドリルクレープ風情が。」
サトシ「で、そのシルフスコープって何?どこで買うの?」
ピカチュウ「ゲームコーナーの地下のオッサンに一発程かましたらもらえるわ。」
サトシ「また暴力沙汰か。」
ピカチュウ「お前も人のこと言えないだろ、第一208円しか持ってないのにいきがるな!」
ゲームコーナー
サトシは100枚コインを見つけた、しかしケースがないから拾えない!
サトシ「チックショオオオォォオオ!」
ピカチュウ「後で定食屋行って来い。はよ、本題に移るぞ。」
サトシ「定食屋?」
ピカチュウ「後で攻略本貸したるから、黙っとけ。」
サトシ「夢、無!」
ピカチュウ「ジャッカシャア!誰のおかげでスムーズにここまで来れたと思っとんのじゃ!」
サトシ「攻略・・いえいえい、ピカチュウさんのおかげです。」
ピカチュウ「ええから、早くポスターの裏のスイッチ押して来い。」
サトシ「でも、いつか山で見たへんなオッサンウロウロしてるんですけど。」
ピカチュウ「ロケット団や、スイッチごと押して来い。構わん。ついでにサイフも潤わせてもらえ。」
サトシ「コイツ、ピカチュウ名乗ってええんかいな。」
ピカチュウ「はよせえ!」
サトシ「へ、へい!」
ポスター前
サトシ「裏にスイッチがあるってことは、表から押しても多分大丈夫だよな。衝撃によっては。」
ロケット団「オウオウ、ここはガキがウロウロしていいとこじゃな・・。」
ゴベ!
サトシ「あ、外した。ポスターと違う所に押し付けてもうた。まあ、いいわ。えーっと・・押してみようポチっとな。」
ガチャ
ピカチュウ「おお、開いた開いた。さあ、行くぞ。」
サトシ「ひーふーみー。」
ピカチュウ「何してる?」
サトシ「お前が潤わせてもらえ言うたやろ・・しょうきんをもらってる最中や。」
サトシ「10円玉がたくさん。どないしょ。」
ピカチュウ「両替してもらったら?」
サトシ「ソレ、イタダキ。」
サトシは賞金として200円を手に入れた!