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「箱入りドロップス」4巻 感想

書名:箱入りドロップス

著者:津留崎 優

出版:芳文社まんがタイムきらら

恋愛漫画だ。

働き始めてから考えることが億劫になること多々。

漫画も何も考えずにゲラゲラ笑えるようなモノとか、ただただのほほんとした日常が流れるだけのモノを求めていた。

もしくは、色々複雑で考えても無駄みたいなのとか。逆に。

なんでかって、心を揺さぶられる作品を読むと疲れるから。

揺さぶられると楽しいし、すっごいんだけど。そういうのに出会うと。

でも、疲れる。生きるのに疲れる。働くのが本当に嫌になる。

高架下にダイブだ。

で、避けてたの。なんかしんどそうなのは。

そしたら、かわいい女の子が主人公のハイセコーライフ4コマ漫画だと思ってたこの箱入りドロップスが。

もうゴッリゴリの恋愛漫画に!

いや、ゴリッゴリじゃないけど。

恋愛漫画ってのもまた違うけど。

でも、テーマが恋愛に!

世間を知らずに育った箱入り娘のハイセコーギャグ!

と思ってたのに!

色々展開をみせやがる!

いや、4巻に入る前から、3巻からそうだったけど!

この巻のラストにまた新たな展開を見せてきた!!!

オワーワー!!!

というか、このご時世4コマ漫画で3冊以上続くとなると、相当な実力者。

ほほーう、4冊目を数えたか。当初はここまで長くなるとは思わなかったぞ。

と思ってた。

恋愛展開に仮になっても一山超えて終わると思ってた。

最初の頃は。

でも、人間関係の発展やらなにやら色々進むから!

ハイセコースクールライフギャグ4コマ漫画にしては進むから!!

そしてもうこう、心が!!

揺すられてしまったから!!!!

今はボンヤスミーだけど、これ買って読んだのはバリバリ労働期間中よ!

もう本当に働くのが嫌になったね!

ここまで心揺すられたら、もうしばらくは余韻に浸りたいやん。

1巻とか引っ張ってきてグダグダ同じとこ読み返したりしたいやん。

その時間を奪うのが労働というわけだ。

なんて奴だ!!

しかしアレやね。

こういうハイセコーライフ漫画読むと・・

自分のハイセコーは・・!?

となると、もう焼身だよね。

強いメッセージ性を残したいよね。

現実は100回やり直しても同じだと思うからどうでもええんだけど。

あのハイセコーでできることは結構やったと思うし。

トイレットペーパーを半分に切って、ひとつを生徒会室の段ボールに、もうひとつを水で固めて食堂の床の下に放り込んだりとか。

もうそうなると、次元を切り裂いて架空のハイセコーを貼りつけるしかないからね。

何の話しとんねん。

まあ、アレや。

なんとなく疲れるから避けてきた恋愛展開のある漫画を読んだけど、結局騒ぎ立てるほど面白かったという話だ。

艦これ脳的に言うと龍田漫画の人だぞ!

アンソロとかでこの作風が好きだと思った人は即刻買うことをお勧めするぜ!

アイーン