ブリジストン大学に逆立ち留学
裁判傍聴行ってきました。
学園祭のシーズンですね。
学園祭は、地域交流も兼ねているようなところがあるので、平日から休日までぶち込みでやるところ多数。
わざわざ授業時間を削ってまで行うことをしない大学もありますが、削る方の大学です。
当然のように学園祭には用事が無く、5連休になったわけです。
ヒマになるかと思いましたが、意外とあちこち出かけました。
日本橋に赴いたり、京都に出かけたり。
色々出かける予定はありましたが、二日ほど完全な宙ぶらりん期間が。
ここで、夏休みに行こうとしたものの、結局頓挫した計画を発動させるべきだと。
そう思いまして。
裁判所へ出かけました。
裁判傍聴。
興味はなんとなーくあるけど、どうすればいいか分からんし、いざとなれば億劫になるもんです。
そんな億劫さを取り払って、初めて、単身で、乗り込みました。
大阪地裁。
続きから、長々書き連ねたい。
傍聴QとA
裁判傍聴ってどうすんの?
いきなりいっていいもんなん?
どれ見れるん?
いつからやってんの?
色々あると思います。
ってかあった。
行く前にコレどうするんやろ、って思ったことを勝手に自問自答する。
Q:傍聴ってどうすんの?
法廷が開かれていれば,事前に申し込まなくても傍聴することができます。「傍聴人入口」の扉から中に入り,傍聴席に座って傍聴してください。
どのような裁判が行われているのかは, 法廷の入口に掲示されている裁判の予定表(開廷表)で確認してください。すべての法廷の開廷表を玄関ホールなどに備え付けている裁判所もあります。
って、裁判所HPには書いてます。
ものすごく乱暴にいうなら、裁判やってるから扉開けて静かにみてたらOK。
Q:法廷の入口に掲示されている裁判の予定表(開廷表)で確認してください。・・どういうこと?
裁判所に入りました。
そしたら、ファイルが置いてあります。(大阪地裁・高裁で確認)
それを見ると、何時から、どの部屋で、何が行われるか。というのがズラズラ書いてある紙がファイルされてます。
傍聴するだけなら、時間帯の合うモノを見つけて突撃すればOK。
開始時刻は漏れなく記載されてますが、終了時刻は記載あったりなかったり。
5~10分ほどで終わるものは、おそらく判決のみでとっとと終わる。
民事なら50分ぐらいで丁度良く終わるものが多い。ただ、「地裁の刑事訴訟」が素人にはオススメらしい。
そんなこと知らなかったので、「地裁の民事訴訟」を傍聴しましたけど。
多分、何でもいいんじゃないかと。
Q:「傍聴人入口」の扉から中に入り・・入れる?
入れる。
高裁はどうなのか、まだ見てないので分かりませんが、地裁、少なくとも大阪地裁には「傍聴人入口」というものは無かった。
被告と裁判長は専用の出入り口はありますが。
検察も弁護士も傍聴者も出入りするトビラは同じです。
出入りは自由。
ドアに窓があって、そこから中の様子が確認できます(無い場合も)
ただ、ドアの閉会で「ガチャリ」と音がするので、なんとなくためらってしまう。
慣れるまでは、開始5分前にドアの前で待機するのが一番いいかも。
検事や弁護士も同じように外で待っているので、彼らが中に入ったと同時に駆け込みましょう。
もっとも、私は同時に駆け込んだスーツのおじさん達が検事とは、中に入るまで気づきませんでしたが。
QとA何かあかんな。
まあいい。
あと・・気になったこと。
・裁判長がやってきたら開始の合図。みんな立ち上がって一礼。
これは知ってましたけど・・
民事だからなのか、掛け声も無く突然みんな立ち上がって、礼して座った。
このルールが頭の片隅にないと、損ねるほどの速さ。
もう、やっぱりまとめたりは向いてない。
赴くままにかきます。
検事・弁護士。
みんな早口で何を言っているのか。
ただ、事件の概要を各々、被告・原告・各々の証言者・各々の見聞、と事件の内容を少なくとも6つぐらいの始点から語る。
今回は被告も危害加えたことを認めていたので、ほぼ同じ話を何度も聞くことに。
これは、嫌でも内容を覚えて帰れそうです。
やや、全体的に暇そうでしたね。
特に、被告を囲む警官は。
そういや、生手錠をみたのは初めてかも。
うーん、やっぱ物々しいね。
逆の立場なら前なんか向いてらんない。
今回の被告は慣れっこさんのようでしたが(過去三回保持者)
やっぱり、検察・弁護士で立場が違う。
検察は再犯可能性を考えて、厳しく処罰する方向。
弁護士は社会復帰を考えて、寛大な心で処罰してね、という方向。
ここらはテレビドラマとそん色ない?
ただ、やっぱテレビみたいに視聴者に聞き取りやすいようにしゃべってないから、基本的に書いていることを読んでいるだけですね。
被告への質問は結構色々聞いてましたけど。
こういう質問って、弁護士と被告は打ち合わせしたりしないのか。
それとも、被告は色々緊張していたのか。
あんまりうまく受け答えできていませんでしたね。
まあ、何やアレ。
もう一度機会があってもいいかな、とは思いました。
結構面白い?という言い方をするのかは分かりませんが、実際こういうものなんだな、という実感が持てたというか。
裁判長はやっぱり、何か他の人と違う、人徳者のようなオーラがあったような、そうでないような。
一番落ち着いてる感じはありました。
立ち位置か?
この裁判で最も印象に残ったこと。
「えー、次の公判ですが。日時は18日で・・」
「差し支えます」
「えーでは、19日で、よろしいですか?」
というやりとり。
今後使いたいなぁ。
「吉秋君、このあと皆でカラオケ行こう思ってるんやけど?」
「差し支えます」
人生差し支え。
冬休みに元気があったら、もっかい行こう。