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サルトーークアーカイブ #3操作された生徒会選挙

卓沢君の話ばかり続きそうなので今度は違うエピソードを

 

#3操作された生徒会選挙

 

「今回の生徒会選挙は定員5名のところ、5名の立候補しかありませんでしたので、全員当選となりました。そのため、全員当選とし選挙演説は行いません。今から今回新しく生徒会役員となった5名の自己紹介を行います」

 

「今回生徒会長となった○○ですー・・」

 

と、校内放送が流れる。

毎回このパタン。

まあ、誰が好き好んでやるねん、この退廃した中学校で・・

やってくれそうな生徒を先生から逆指名しとるんでしょ。

 

通っていた中学校の生徒会は二期制。

中2の秋にその予想は完全に的中していたことが判明する。

 

「サルレター君、生徒会に興味ないか?」

 

入学からずっと学級委員をやっていたので、ある意味規定路線。

部活サボれるという理由9割でやってたんだけどね。

(部活エピも色々あるなぁ)

 

放課後同じように声を掛けられた僕を含む5名が集結する。

生徒会長、書記、体育部長、文化部長、生活部長

この5名で生徒会を運営する。

この集められたメンバーで構成しなくてはならないので、割り振りを事前に決めておかねばならないのだ。

 

ぼく

PTA会長の娘

まじめでいいヤツ、僕と同じ部活の男

頭が良く真面目と考えられていた女子

その友達の双子の後に髪を短くしなかった方

 

この5人だ。

役割が被ると選挙になるので、話し合いの結果僕は体育部長になった。

 

その後の生徒会活動もチャプター結構消費するぐらい色々あんだけど。

しまった先そっち話すればよかったか。

完全に見切り発車で書いてるし。まあいい。

 

色々やって、生徒会の改変期を迎えた。

 

生徒会活動の幅を広げていきたかった僕は、お前もやってみたらどうや、お前が居てくれれば俺もやりやすいし、もっと違う事もできるかも

と、あの包丁を持たせてはいけない男を勧誘していた。

 

サルトーークアーカイブ #1包丁を持たせてはいけない男 - 吉秋レターのはてなのブログ

 

なんやかんや仲良くはしていたんだけど、当時。

魔法先生ネギま!の話題できるのこの子しかいなかったし。

 

「おう、俺も立候補するわ!生徒会やってみたい!」

 

よっしゃいけいけ。

次もやるでーと、俺も先生に声をかけた。

 

しかし、毎年逆指名制度の生徒会に今回は異変が起きていた。

今回の選挙で定員を上回る候補者が教師から逆指名する前に出てしまったのだ。

 

これまでのコピペ生徒会活動に俺が警鐘を鳴らしまくり、それに呼応した教師の助けもあり、色々派手にやってたのだ。

今回は割愛するけど、それを見て俺もやりてぇ、私もやりてぇの浅い候補者が多数出てしまったのだ。

 

あ、これ順番逆やな。

浅い候補者が多数出たから、俺がアホかボケが、俺やから成立しとんじゃ、こんな輩とやるくらいなら、包丁の男をそれこそ懐刀として置いてたほうがええわ、と思って誘ったんだった。

 

卓沢君はある意味有名人だから票はもう0か100だろ、選挙演説も一緒になって考えてもいいかもしれんな・・

とか色々考えてたら、包丁の彼が神妙な面持ちで話しかけてきた

 

「吉秋君、俺、生徒会ダメだって」

 

ん?どういうこっちゃ

 

「昨日先生から家に電話かかってきてさ、お前は上からも下からも目をつけられてるから、生徒会の立候補はやめておけって言われて・・」

 

おいおいおい、どういうことやねん、そんなことで被選挙権が奪われることあるか??

立候補すらさせてもらえないってどういうこと?

これは要抗議案件か??

 

と思ったけど、どうやら沸いてきた浅い候補者一同も何かしら理由をつけて辞退させられていたようだ。

周囲でそんな話題があちらこちらで聞こえてくる。

 

当時は、なんだコイツだけじゃなかったのか・・

と引き下がっちゃったけど、これ結構な大問題よね。

これが結構な大問題だという所までは当時の俺は気付くことができなかった。

みんなそうなのか、と思っちゃった。これは今でも少し心残り。

 

結局改変後は同じメンバーにまた声がかかり、頭が良く真面目と考えられていた女子の友達の双子の後に髪を短くしなかった方が辞退して、リア充グループの女子だけどギャルってわけでもなく活発な普通のいい子が新しくメンバーとなった。

 

「今回の生徒会選挙は定員5名のところ、5名の立候補しかありませんでしたので、全員当選となりました。そのため、全員当選とし選挙演説は行いません。今から今回新しく生徒会役員となった5名の自己紹介を行います」

 

というお話。

多分この時の俺が一番痛くて一番元気だった気がするな。

そのエピソードはまた書こう。