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もうバナナしかない

藤子・F・不二雄大全集 チンプイ 1藤子・F・不二雄大全集 チンプイ 1
(2011/02/25)
藤子・F・不二雄

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チンプイ

藤子ミュージアムで、Fシアターというものがある。

前々から気になってたタイトルではあるが、そこでチンプイのシアターが流れて、購入を志した。

CV林原めぐみさん。主人公のエリちゃん。

古いようで、結構新しい作品なんだな、とかなんとか。

80年代あたりだけど、この作品の連載は。

違う星の住人が居て、不思議な力があってー

という、藤子作品らしい作りですが。

この作品は児童向け色を強く出したいという方針があるようで、すっごく日常ファンタジー的。

それが、ただただ楽しく作品を楽しめる作りになっていて、すごく好きになった。

ドラえもん的な立ち位置のチンプイは、一層友人色が強い。

遠い星のお妃候補として、突如祝福を受ける春日エリ。

当然受け入れられるわけはなく、拒否の姿勢。

説得役のような形で同居することになるチンプイ

でも、チンプイは一人の人としてエリちゃんの事が好きになる。

だから、エリちゃんを強制的にお妃にしようとする星の人々(人じゃないけど)との葛藤があったりで。

そんなチンプイがけなげですっごくかわいい、応援したくなる。

という作品です。

まあ、説明は下手だから読むのが早いですわな。

惜しいのは、この大全集で全2巻だけど、漫画では完結していないとのこと。

アニメの方で結論じみたことは出ている、とは藤子先生の弁。

アニメの方も相当関わって作成したいたようなので、それも正解の一つとかなんとか。

それを聞くと、アニメも見たくなる。

ここまで世界観に引き込まれるとは思わなかったが、それをある程度予見して、藤子ミュージアムチンプイのぬいぐるいストラップを購入していた自分は褒めたい。

大全集では、他にエスパー魔美を2巻まで買っているけど、対象年齢の違い、というのはすごく感じられる。

あっちは、結構社会風刺だとか、そういう側面も結構出してた。

結局100%の解決には至らなかった、課題を残した・・みたいなエンドの作品もあったし。

ドラえもんももちろん集めたいけど、まだまだ知らない藤子作品がとんでもない量あるので。

気に留まったものを、ちまちまと買い集めたい。